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どうせなら好きなことを書いていたい

昔という幻想、今という現実

今月は今の所閑散期であるので仕事はそんなに忙しくないけれど、給料のサイクルも底なのでこの状況はなんとかしたいです。

さて、夜中にある種感傷的になっているので少し書き起こしてスッキリしようと思います。

人生の楽しいのピークは高校生かなと思っていたので、その後のことを全くイメージできなかった大学生活が始まり。

まあ高校の時と一緒の感じでいけるでしょと半分思っていたのもあり、完全なずっこけるスタートを切りました。

まず、一生懸命にいろんなことを取り組むことに特化しすぎていて、周囲との温度差に初めて馴染めないという経験

特にうちの大学では英語の授業なんかが顕著で、内部進学やスポーツ推薦の人のレベルに合わせた授業だったので一番前に座ってもどんな質問をしてもかなりめんどくさいやつだなって煙たがられました。

もちろん自分の英語の力なんて今考えれば実用には程遠いものでしたが、積極的に授業を受けてもっと勉強したといきごんていた自分には衝撃的な出来事でした。

そんな中でも、一緒に頑張ろうと言ってくれた友達もいたので救われましたが、その反面で努力すればするほどに普通とか一般的と言われるレベルからどんどん離れていっているんだと思いました。

2年生になるときには一生懸命の反動で完全ある無気力状態、他人と同じになるのは嫌だと思い始めた時期になり六本木でギラギラしている自称起業家(法人だったのかもしれないけれど)に会うことにしました。

起業に関しては実際に会社を経営したいという目標のために大学に進学したので、すごく魅力的でした。

六本木エリアにはお金持ちの人がステータスを誇示する街でもあるし、そこらじゅう高級品だらけでしたから貧乏な生活しかしたことのない学生にはものすごく刺激的でした。

少し欲に眩んだ僕はそのノリでいろんな遊びをしました。いわゆるお金持ちごっこみたいな遊びで、貯金は一年生の時に死にそうな顔をしながらバイトして稼いがお金を突っ込んでほとんどなくなるまで遊びました(20万くらい突っ込んだんだっけか)

その後お金がなくなった時に、見てくれの良さそうな人に声をかけられネットワークビジネスの片棒を担ぎそうなことも経験しました。

その時には、いかに自分が無知で判断が未熟であるかということを周りを巻き込んで痛感した年でしたね。

こう言ったマルチに近い商売は、最初自腹を切らせることがほとんどで、商品がない性質上支払ったお金は返金されることはないです。しつこいとめんどくさがって返金してくれるみたいですけど。

僕の場合は捺印しそうになって一歩手前で踏みとどまることができました。

これが知らない人を信用するのはリスクだなと感じた瞬間でした。今までのように無償で他人を信用することは利害関係のある大人の世界では難しいということを知った出来事です。

それに日本が法律の下に平等であると宣言している法治国家である以上法律を知らないということは、個人では赤子同然の力しか持たないということもこの失敗の中で覚えました。

3年生の時、今までの失敗したことが多すぎである意味ナーバスになっていました。

それでもなんとか頑張ろうと思って、自分の所属しているボーイスカウトの団で色々と仕事をしました。

その年は100人以上を集めるイベントを開催することなっていて、その企画を任されていました。

もう10年も続けている活動だったので、いろんな案を出し、買い出しや休み返上で会議をしたり睡眠時間を削って計画書を練ったりしました。

企画自体は大成功でした。参加してくれた人はとても喜んでくれていたし、ご飯もおいしかった。

問題はそれにサポートで参加していた指導者が子供の前でも悪態をついたりクレームを口にしていたことでした。

企画や運営の経験が浅かったのは否定できませんが、大の大人がサポートをしてくれる立場であったけれども理性的な問題ではなく感情的に怒ったりしている場面を度々遭遇したことはとてもショックでした。

その中でも一番ショックだったのは、「まあ、その程度だよね」と何気ない一言をかけられてしまったことでした。

自分の中では、使命感に燃えてできる限りやれることはやった企画でいろんな物や時間、お金を投じて頑張ってしまったので、その反動に耐え切れすそのリーダーが去った後には後輩の眼の前で堪らず泣いてしまったことをよく思えています。

とても信頼している人にそんな言葉を投げかけられてしまったのでもう何を信じていいのかわからなくなりました。

その年、ボーイスカウトに入ったきっかけを作ってくれた僕の憧れていた人が突然この世を去り、母親もガンと宣告され手術を受けました。

母親は今も元気にしていますが、その時に「昔は良かった」なんて今考えている場合じゃないということを思いまいした。

この年はショックが大きすぎて冬にテストを受けた時も意識が朦朧として手が震えてまともに字が書けないことを経験しました。

4年生になって自分のことについて棚卸をしました。

ビジネスコンテストに参加してみたり、苦手だった数学をもう一度勉強してみたり

自分でビジネスをしたいことは変わらなかったので、自分には一体何が足りないのだろうかというところを突き詰めて考えてみました。

結果的にお金になることはなかったのですが、自分が続けてきたこと、その中で人に必要とされることが一番お金になるということを感じました。

今年は単位が足りないためもう一年勉強をしないといけないのですが、いろいろあったなと思います。

いいことも悪いことも

それでも僕はこの経験を忘れたいと思うことはないと思います。

子供のように無知でいたくない、誰か一人だけでも守れる力が欲しいと思ったからです。

4年間いろんな経験をして、自分の無知さも、弱さも、他人を守れるなんて驕りもあったと思いました。

わたしは“人間”です。 もうわたしはその宝物を捨てたりしない。もう虫には戻りません。 たとえその宝を持つのが辛く、苦しくても、 あの冥い微睡みには戻りはしない。 光があるから。 優しくして貰ったから!

これは、まおゆうの言葉ですが、僕はもう子供じゃない

周りがどんなことを言っていてもブレずに人を守れる大人になりたい

その道は僕は経営の道だと思いました。

うまくはいかないことが多いけれども、僕はこの道を進んでいきたいと思います。